グローバル化が進んでいる
外国人観光客が年々増加していますが、そのうちの約2割は日本の病院での治療や健診を目的として訪日しています。そういった背景を受けて、医療業界では今、グローバル化に向けて取り組んでいます。特に日本の医療業界を牽引している国立大学付属病院では環境やサービスを整備して積極的に外国人患者を受け入れています。外国人患者の状態を正しく把握し、適切に診察・治療するためには言葉によるコミュニケーションが欠かせません。特に患者と接する機会が多い看護師にはそれなりの英語力が求められています。
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そもそもグローバル化とは
「グローバル化」という言葉をよく聞きますが、正しく理解している人はどれくらいいるのでしょうか。ここではグローバル化の正しい意味やメリットについて詳しく説明しています。グローバル化によって世界規模でのビジネスが展開できるようになりました。自国に固執せず様々な国で生産活動ができるようになったことで、コストを抑えながらも生産性を向上することができ、新しい技術や文化の発展にも大きく一役買っています。また、国際問題への関心を高める効果もあります。
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急増する外国人患者
近年日本には多くの外国人観光客が訪れています。そのうちの約2割が日本の病院での治療や健診を目的に訪れています。日本人であろうと、外国人であろうと、正しく診察し治療するにはどのような状態なのかを正確に把握しなければなりません。そのためには言葉によるコミュニケーションが必要不可欠ですが、多くの病院で言語や会話の困難さが壁となり意思の疎通ができていません。その場合は医療通訳者を新たに雇用しなければなりませんが、その分経費もかかります。
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加速する医療のグローバル化
日本と他国では医療制度や免許制度、保険制度にギャップがあるためグローバル化するのは難しいと考えられてきました。ですが、様々な分野でグローバル化が進んでいる今、医療業界でも国立大学付属病院が筆頭となってグローバル化に向けて取り組んでいます。ここでは東大病院の取り組みを例に挙げて詳しく紹介しています。東大病院では国際診療部を設置し、外国人患者を積極的に診察・治療しています。医療現場での翻訳はもちろん、外国人患者向けの診察券の発行や受診料の請求などサービスの整備にも力を入れています。
看護師にも英語力が求められている
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英語力が活かせる職場で働きたい!
外国人を積極的に受け入れている病院
英語力が活かせる職場で働きたいなら、外国人患者が多く訪れる病院に転職することをおすすめします。空港のクリニックやインターナショナルクリニック、外国人患者受入れ医療機関認証制度の認証を受けている病院などを中心に探していくといいでしょう。
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英語力を向上させるには
ステップ1:まずは基礎力を身につける
正しい発音の仕方が学べるCDや英語のフレーズ集に付属しているCDを利用すると語彙力を増やしながら英語に慣れることができます。ですが、勉強はアウトプットも大切です。英会話サークルなどで積極的に会話するようにしましょう。
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グローバル化が進んでいる
急増する外国人患者
日本には多くの外国人観光客が訪れていますが、特に中国や韓国などのアジア圏が多く全体の6割を占めています。ですが、アジア圏の人が多いからといって中国語や韓国語が必須なわけではありません、基本的には英語でやり取りしていきます。